2012年11月24日土曜日

第129回現代俳句協会青年部勉強会のお知らせ


  四ッ谷龍講演会「俳句は音韻をどう利用してきたか
   -静塔・虚子・誓子・草田男をコンピュータ解析する」

鶏頭はなぜ「十四五本」なのか?  大根の葉はなぜ「早く」流れるのか?
音韻という側面からこれらの句を見ると、従来の解釈とはまったく違った理解が見えてきます。大量の俳句をコンピュータ解析することで、俳句の中にはどのような音の形が隠れていたかがくっきりと浮かび上がります。スライドや音楽を使用して、俳句の音韻とはどのようなものかをわかりやすく説明する、これまでの俳句の解釈法を根底から問い直す新研究です。20129月に宇都宮で行われ、大好評を博した講演を、その後の成果を加えて再演します。

日 時 平成25126日(土)1830分~21時(予定)
会 場 豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと会議室B
170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル3F
TEL.03-5391-0751
 
参加費 1,500円(学生1,000円)

お申し込み、お問い合わせなどは、現代俳句協会青年部まで
(お申し込みは、Eメール・FAX・はがきでお願いいたします)
E-mailgenhaiseinenbu@yahoo.co.jp
101-0021 東京都千代田区外神田6-5-4 偕楽ビル7
TEL 03-3839-8190 FAX 03-3839-8191(当日のお問合せは不可)

2012年11月5日月曜日

青年部シンポ追加情報

シンポジウム基調講演要旨 

青木亮人氏

 多くの俳人は折に触れてある句を傑作と喧伝し、ある作品を後世に残すべき句と称賛してきた。それは明治時代の正岡子規から平成年間の『新撰21』等に至るまで変わることなく続いている。何を傑作と見なすか、どの作品を後世に残したいと願うかは評者の審美観や俳句史観等によって異なるであろう。そこには作品自体の評価のみならず人脈、俳壇等への配慮が滑りこむこともあろうし、またその時々の自身の関心によって左右されることも少なくない。いずれにしてもどの句を選び、どの句を選ばないかは評者の俳句観が問われる営為であり、従ってここで求められるのは各パネリストに共通する価値観でなく、互いの主張が幾重にも絡まり、もつれ、途切れては結ばれるその一瞬を追うことで自らの俳句観が拡大していくこと、その体験を味わうことであろう。
 これらの討論の基調講演として、過去にどのような俳人が何を伝え、何を残そうとしたか、その一例をいくつか報告しておきたい。


シンポジウム申し込みフォーム
http://kangempai.jp/seinenbu/form.htm

関西現俳のシンポ情報ページ
http://kangempai.jp/seinenbu/


2012年7月19日木曜日

勉強会とシンポジウムのお知らせ

第127回現代俳句協会青年部勉強会
素十の主観というピース/「客観写生」というパズル

高野素十は俳句史上、「客観写生」の代表作家として一定の評価を得てきた一方で、無感動俳句・瑣末主義というような批判をされてもきた。今回の勉強会では、素十句の再検証を行なうと共に、改めて「客観写生」とは何かについて討議してみたい。

第一部 基調報告:内藤独楽
第二部 ディスカッション
日 時 平成24年7月22日(日)12時30分~16時(予定)
会 場 小石川後楽園涵徳亭 別間
参加費 500円
定 員 20名(受付順)

お申し込み、お問い合わせなどは現代俳句協会青年部まで
(お申し込みは、メール・FAX・はがきでお願いいたします)
<E-mail>genhaiseinenbu@yahoo.co.jp
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-5-4 偕楽ビル7階
TEL 03-3839-8190 FAX 03-3839-8191(当日のお問合せは不可)



第23回現代俳句協会青年部シンポジウム
「洛外沸騰 ―今、伝えたい俳句、残したい俳句―」
パネリスト 青木亮人 岡田由季 松本てふこ 彌榮浩樹
司 会   三木基史
日 時 平成24年11月17日(土)14時~17時(予定)
会 場 知恩院 和順会館 京都市東山区林下町400-2(TEL 075-205-5013)
※なお、懇親会を同会場にて予定しております。
参加費(資料代含む) 一般 1,000円 学生 500円 
問い合わせ先
1,現代俳句協会青年部
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-5-4 偕楽ビル7F
TEL 03-3839-8190
2,関西現代俳句協会青年部
杉浦圭祐 <E-mail>kgha.seinenbu@gmail.com

2012年2月6日月曜日

Ιν Σιτυを読む(2)

詩客の2月3日俳句時評において、松本てふこさんに触れていただいています。




第125回現代俳句協会青年部勉強会のお知らせ

第125回現代俳句協会青年部勉強会 
シンポシオンⅤ 句集のゆくえ

 ある作家の俳句をまとめて読むためには、句集に当たることになるだろう。句集は毎月のように出版されているが、一般の書店では、ほぼ決まった作家の句集が並んでいるようにみえる。では、あまたの句集はいったい誰のために、何のために出されているのだろう。
 『新撰21』のように若手作家中心の俳句選集が話題になり、他ジャンルの雑誌で俳句の特集が組まれ、今冬には、紀伊国屋書店新宿本店で俳句フェアも催されるなど、近年、出版社や書店から戦略的な取り組みもなされている。では、個人句集はどうなのだろうか。
 実際のところ、句集はいかにつくられ、どのように流通し、どのように読まれ、評価されているのだろう。電子出版という選択肢も加わり始めた今日、句集には、どのような可能性があるのだろう。最近句集を出版されたゲストをお迎えし、句集の今を考えたい。

第一部 いま句集とは何か
・個人句集の発生史   橋本 直
・いま句集とはなにか  宮本佳世乃
・電子書籍について   中村安伸
第二部 句集のゆくえ
ディスカッション
ゲスト 関悦史氏 中本真人氏 山田耕司氏 (進行 宮本佳世乃)


日 時 3月20日(祝)14時~17時
会 場 コア・いけぶくろ(豊島区民センター)第5会議室
    東京都豊島区東池袋1-20-10 Tel 03-3984-7601
参加費 1,000円
定 員 40名(受付順)
お申し込み、お問い合わせなどは現代俳句協会青年部まで
(お申し込みは、メール・FAX・はがきでお願いいたします)
<E-mail>genhaiseinenbu@yahoo.co.jp
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-5-4 偕楽ビル7階
TEL 03-3839-8190 FAX 03-3839-8191(当日のお問合せは不可)

2012年1月10日火曜日

第124回勉強会

第124回現代俳句協会青年部勉強会 
謎について―攝津幸彦研究

「謎解き」という言葉があるが、解くことのできる謎は本物の謎ではない。そして、解くことのできない謎は、癒えない傷のようにいつも新鮮な痛みと快楽をもたらしてくれる。

攝津幸彦の俳句には、さまざまな謎が仕掛けられている。正面にぽっかりと大きな口を開けていたり、隠し味のようにじわじわと効いてきたり、ひとつめを解いたと思ったらふたつめの謎が顔をのぞかせていたり……。

謎を内蔵した俳句作品は、動き続けるオブジェのように眺めていて飽きることがない。そんな奇妙で愛らしい作品の数々を鑑賞しながら、攝津幸彦と は、俳句とは何かを考えてみることも、興味深いことかもしれない。

基調報告 中村安伸

●日 時 1月28日(土)14時~17時
●会 場 協会事務室
●参加費 500円
●定 員 30名(受付順)

お申し込み、お問い合わせなどは現代俳句協会青年部まで
(お申し込みは、メール・FAX・はがきでお願いいたします)
<E-mail>genhaiseinenbu@yahoo.co.jp

〒101-0021 東京都千代田区外神田6-5-4 偕楽ビル7階
TEL 03-3839-8190 FAX 03-3839-8191(当日のお問合せは不可)